こんにちは、BasicEnglishのカズヒロ(@yamanashi1129)です。
TOEICのリーディングパートで「時間が足りない」「点数が上がらない」と悩んでいる方、多いですよね。
ゆっくり読めば理解できるのに、時間内に解けない。
単語や文法を勉強しているのに、点数が伸びない。
どうすれば長文を速く読めるようになるのか?
今回は、こんな悩みを解決します。
TOEICのリーディングにおける速読力の重要性から、リーディング速度の測定方法、効果的な練習方法まで詳しく解説します。
この記事を読んで、効率的にTOEICスコアアップを目指しましょう!
TOEICの長文を速く読むための速読力とは?
速読力の定義
速読力とは、文章を速く理解しながら読む能力です。
これには、目で多くの単語を素早くとらえる力、豊富な単語量と文法知識、次に来る内容を予測する力、高い集中力、そして読んだ内容を覚える力などが含まれます。
これらの力をバランスよく鍛えることで、TOEICのリーディングパートで速く正確に文章を読むことができるようになります。
速読力が重要な理由
TOEICのリーディングパートでは、制限時間内に正確に内容を理解し、問題に適切に対応する必要があります。
速読力を身に付けていると、時間を節約し、理解力を高め、自信を持ってテストに臨むことができます。
これが高得点を目指すために速読力が重要な理由です。
自分のリーディング速度を測定する方法
WPMとは?(1分間でどれくらい読めるの?)
自分のリーディング速度を測定する方法として、WPMというものがあります。
WPMとは、「Words Per Minute」の略で、1分あたりに読める英単語数を意味しています。
例えば、Words Per Minuteが100なら、あなたは1分間に100語の英単語を読めることになります。
またWords Per Minuteが400なら、あなたは1分間に400語の英単語を読めることになります。
速読力があるということは、このWPMが高いということになります。
一般的に、日本人の平均のWPMは100。
ネイティブスピーカーの平均WPMは200となります。
TOEICのリーディングでは、時間内に問題を全て解くには、少なくとも150以上のWPMが必要と言われています。
WPM(Words Per Minute)の測定方法
<WPMの計算式>
英単語数÷秒数×60 = WPM となります。
例えば、300単語の英文を2分かけて読んだ場合は、300÷120秒×60 = 150 となり、WPMは150となります。
WPMを測定することで、現在の自分のリーディング速度を理解し、速読力を向上させることができます。
TOEICで高得点を目指す場合は、ぜひTOEICの教材で、ご自身のWPMを測定してみましょう。
<測定にオススメのTOEIC教材>
WPMの測定をできるオンラインツール Free Reading Speed Test
Free Reading Speed Testでは、無料であなたの読む速度(WPM)を測定することができます。
使い方としては、下記のURLをクリック
URL: http://www.freereadingtest.com
画面の上のプルダウンから、あなたが読みたいテーマやレベルを選択します。
プルダウンは3つあります。
・Select Theme (読みたい長文のテーマの選択)
・Select Text Complexity Level (読みたい長文のレベルを選択)
・Select Story (読みたい長文の番号を選択)
読みたいテーマやレベルを設定したら、右下の「Begin」ボタンをクリックして、作業を開始します。
画面に表示された長文を読み終えたら、右下の「Done Reading」のボタンをクリック。
そうすると、画面に簡単なクイズが表示されます。
クイズに解答したら、右下の「Done」のボタンをクリック。
クイズの解答を確認して、右下の「View Results」のボタンをクリック。
そうすると、あなたが1分間に何語読めたのか。
そして、クイズの正解割合が表示されます。
これで、現在の自分の速読スピードを確認することができます。
速読力を上げる為の効果的な方法とステップ
そもそもTOEICの長文をゆっくり読んで、文章の内容を理解できますか?
もし理解できなければ、長文の速読力を上げる前に、単語や熟語、英文法や構文解釈の知識が足りていない可能性があります。
知識が足りていない方は、単語や熟語などを学習してから、TOEICの長文に取り掛かりましょう。
・TOEIC単語のオススメは、「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」がオススメです。
・文法は、「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
続いて、ゆっくり読んでTOEICの長文を理解できる方は、下記の2つの作業を行いましょう。
- 英文を左から右に読み、日本語的に考えて返り読みをしない。
- 毎回、英文を日本語に訳さないで、英語脳を作る。
1. 英文を左から右に読み、日本語的に考えて返り読みをしない
英文を左から右に読み、日本語的に考えて返り読みをしないとは、次のような文章があった時に、日本語のように読まない事です。
I like sports. (私はスポーツが好きです。)
という英文があった時に、日本語的に「私はスポーツが好きです。」と理解すのではなく、
左から右に読んで、「私は。好きです。スポーツが。」と英語的に理解するようにしましょう。
この好きです。という動詞の順番が、文の最後にくるのか? 文の真ん中にくるのか?が重要となります。
2. 毎回、日本語に訳さないで、英語脳を作る。
続いて、毎回、日本語に訳さないで、英語脳を作る作業を行いましょう。
英語脳を作る方法はいくつかあります。
- 電子辞書で英単語の意味を確認する時は、英英辞書で確認する。
- 長文を読みながら、シチュエーションをイメージする。
この文章は、オフィスでの会話か。 レストランでの注文のシーンかなど - 洋楽の音楽を歌詞ありで聞く。
(YouTubeなどでは、曲名+lyricsで検索すると、歌詞付きの動画を表示することができます。) - 英語の長文の音読をする。
個人的に一番効果がある方法は、音読をすることです。1回や2回ではなく、少なくとも10回以上です。
自分のレベルにあったTOEIC教材を音読するようにしましょう。
<オススメのTOEICリーディング教材>
・1駅1題 TOEIC L&R TEST 読解特急
(レベルは、TOEIC500点から800点の中級レベルの方)
・公式TOEIC Listening & Reading 問題集 10
(レベルは、TOEIC400点以上の初心者から中級者の方)
このような作業を行うことで、返り読みをしない。
毎回、日本語に訳さない英語脳を作り、英語を読むスピードが上がります。
そして、最終的に、速読力が身に付きます。
TOEIC パート7 リーディング問題への対策
TOEICリーディング問題では、速読力だけでなく、時間配分や事前に設問の内容を理解しておくことが重要となります。
TOEICのリーディング問題では、毎回、似たような設問が出題されるので、設問がどんな内容を質問しているか?理解しておくだけで時間を節約できます。
<よく出題される設問>
設問 | 日本語訳 |
What is the purpose of this notice? | この通知の目的はなんですか? |
What is indicated about A | Aについて示されるてものは何ですか? |
What is mentioned in this e-mail? | このメールには、何が書かれていますか? |
What is inferred about A? | Aについて、何が推測されますか? |
What most likely is C? | Cは何であると考えられますか? |
よく出題されるTOEIC パート7の設問に関しては、別の記事で詳しく解説しています。
まとめ
今回は「TOEICリーディングでスコアアップ!速読力を養うコツと練習法」について解説しました。
TOEICのリーディングパートで高得点を目指すには、速読力が重要です。
速読力は、文章を速く正確に理解する力であり、時間内に問題を解く鍵となります。
まず、WPMで現在のリーディング速度を測定し、目標を設定しましょう。
次に、返り読みをせず、英語脳を作るトレーニングを行います。
音読や英英辞書の活用も効果的です。
さらに、よく出題される設問のパターンを理解し、時間配分を工夫することで、確実にスコアアップを目指しましょう。
以下の記事では、TOEICを初めて受験する方への案内、TOEICのテストの種類、TOEICのスコアを上げるためのスクール、などについて紹介しています。
ぜひ、読んで見てくださいね。
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・はじめて受ける TOEIC L&R Test 全パート完全攻略
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